2015年8月26日水曜日

2015/8/25 チームでプロジェクトをやっていくときに絶対必要な物

こんにちは。久美子です。
私は、今までにNVCやBePeaceを通じて、たくさんのプロジェクトメンバーとしてプロジェクトを実現させてきました。

どんなプロジェクトでも、必ず、ひとりではなくチームでの行動が必要になります。

プロジェクトが進行してくると、私たちはついつい、物理的なことをすすめることに目がいきがちで、プロジェクトメンバー同士の心を聞き合う時間を取らないままになってしまう、ということになりがちです。

でも、どんなプロジェクトでも、絶対に必要なのは、お互いの心の状態を聞き合って、もし、「心に何らかのトゲがささっている」という状態なら、特に丁寧にそのトゲが溶けるまで共感的なサポートを与えたり受けたりすることだと思います。

最近、起こった出来事から。
これは、きくちゆみさんから聞いたお話です。ゆみさんの了承を得て、少し、シェアしたいと思います。

ゆみさんがやっている「ふくしまキッズ」のプロジェクトですが、今回の夏の部では、ゆみさんにとって色々とキツイ出来事が毎日起こって、その現象を受け入れるのがとても辛かったそうです。
でもそこに、NVCの仲間の、ゆうこさんがいてくれて、毎日、共感的に寄り添って、話を聞いてくれて、そのおかげで、なんとかプロジェクトをやり切ることが出来たそうです。

本当に、どんなプロジェクトだとしても、やっていく間に色んなことが起こり、心が乱される、ということは必ずあります。
どんなにNVCを何年もやっていても、自分ひとりでは、自己共感しきれず、へこんだ状態からまた立ち上がってくるまでにかなり時間がかかったり、時によっては

「こんなに辛い思いをするなら、もうこんなことは止めてやる!」

と投げやりな気持ちになってしまうかもしれません。

ゆみさんが「ふくしまキッズ」で忙しい、30日間ぐらいの間、私もほとんど話が出来ないでいました。でも、途中で一度だけゆみさんから、

「10分でもいいから、久美ちゃんの声が聞きたい」

と連絡があり、本当に10分ぐらいだけ、スカイプで話をしました。

でもそのたった10分の時間だけでも、ゆみさんは、

「久美ちゃんと話せて本当によかった。
また、やり続ける力をもらえたよ!ありがとう」

と、伝えてくれました。
私も本当にうれしかった。

たった10分でも、オンラインや電話だとしても、共感的なサポートを、誰かからもらう、ということが、
誰にも本当に必要なことなんだと、実感しました。

思い返せば、
おととし、ジム&ジョリのジャパンツアーを企画した際にも、最初にジムとジョリに教えてもらったこと。

それは、
「どんなに小さいトゲでも心にささっているなら、プロジェクトの仲間で時間をとって、お互いに正直に表現して、共感をサポートしあうことをやることが必要です」
ということでした。

改めて、プロジェクトをすすめるのに最も重要なことはそれなんだ、ということを再確認しました。

効率性だけを求めて、実利的なことだけを進めても、結局、心がバラバラになってしまい、終わった後に

「もうこの人たちとはやりたくない」

と思ってしまうようなことは、希望や持続可能性が満たされなくてとても残念な気持ちになります。

終わった時に

「大変だったけど、この人たちに一緒にやりとげられて、本当にうれしい。またぜひ、一緒にやりたいね!」

とお祝いできるようになるためにも、心をサポートしあうこと、忘れないでいたいです。

あと、これもジムとジョリに教えてもらったこと。

人は、どうしても「うまくいかなかったこと」に集中して気にしすぎてしまいがち。

何かひとつでも、思ったようにいかないことがあると、
「あぁ、私はだからダメなんだ・・・」
と自分を責めてしまう。

チームで一緒に仕事をしていても、メンバーがみんな、
「あれがいけない、これがいけない」と
出来ていないところばかりを気にしていると、気分もどんどん沈んでしまう。

じゃあ、どうしたらいいのか?

それは・・・・

うまくいかないことがひとつあったら、
それを打ち消し、プラスに変更するためには

「うまくいってることをふたつ以上確認すること」

メンバー同士でも
「これがうまくいってるよね、お祝いだね」

と、お祝いを一緒にすることで、前に進んで行くエネルギーになる。
このことも、忘れないでいようと思う。

ひとりで出来る、具体的な方法としておすすめなこと。
それは、

「今日起こった出来事で、うまくいっていることは何?」
と、3つ、上げて書くこと。ささいなことでもいい。

例えば、

・今日も元気で仕事に行けた
・友達と楽しくランチでお話できた
・家に帰って、猫といっぱい楽しく遊べた

そしてその出来事に感謝すること。
毎日続けることで、どんどん気持ちが前向きになってくる。

What’s going well? (何がうまくいってる?)ゲーム。
ぜひやってみてください。

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平日夜オンラインBグループ

平日朝オンライン
 

2 件のコメント:

  1. あと、上手くいかないことや、ネガティヴなことがあったときは、その事があったおかけで自分に発生するメリットを沢山書き出すといいです。

    たとえば、失敗したらそこから学んだ事、失敗した経験から次は失敗しないようにできるようになった。同じ失敗をしないように仲間にアドバイスできる。
    失敗を助けてくれるなかまの思いに感動した。絆がふかまった。そもそも失敗でなく自分の成長の、肥やしだ。
    と言うような感じでどんどんプラスの方向に考えていくといいです。

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    1. Shinさん、なるほど。それも大切ですねー!
      コメントありがとうございます〜。

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