2016年2月6日土曜日

2016/2/6 コネクションプラクティスとNVCとの関係について

2016/2/6  コネクションプラクティスとNVCとの関係について

以前はBePeaceプラクティスという名称でしたが、2016年より「コネクションプラクティス」という名称に変更になったこの手法について、NVCとどのような関連があるのか、こちらに書いてみたいと思います。

コネクションプラクティスの創始者、リタ・マリー・ジョンソンが、NVCの中から主に共感的なつながりをコネクションプラクティスの中で取り入れて、説明していいという許可を、直接マーシャル、そしてCNVCからもらって認定講師のラスールとしてそのマテリアル、テキストを使い、NVCの基本的な考えを学んでいただいています。

パート1では共感的なつながりを学び、パート2では、つながりの道を歩くためにさらに、
観察、感情、ニーズ、リクエストについて学びます。
テキストが体系立てられており、はじめての人にもわかりやすく学んでいただけるものになっています。

コネクションプラクティスは、コスタリカ、そしてアメリカではすでに学校教育に取り入れられています。
なるべく多くの人に本物さを持ってわかりやすく伝えることを目標にしていますので、マテリアル、マニュアル、スクリプトがしっかりと用意されています。
認定資格制度もしっかりあり、資格を取るとそのマテリアルを使って、周りの人に伝えていくことができるようになります。

ただもちろん、コネクションプラクティスの中で紹介しているのがNVCのすべてというわけではありません。ですのでコネクションプラクティスではじめて、NVCの意識に触れた人には、必ず、もっとNVCを深めたいという場合は、日本各地で学びの場がありますので、そういった場で学びを深めてください、と私自身、お伝えしています。

そして、私が提供しています共感的コミュニケーションのオンラインクラスに、コネクションプラクティスを受けた方が受講する、ということも多いです。
ホルヘやフランソワのワークショップにも多くの方がコネクションプラクティス受講後に参加されていました。

4月にはじめて日本で認定講師の資格試験が行われますが、
その受験資格として、NVCの基礎がしっかりと出来ているか、スキルチェックをラスールがして、この人なら大丈夫と推薦できる人だけ、試験を受けていただけるようにしています。
マーシャルから、そしてリタマリから受け継いだNVCの本物さを大切に伝えたいと思っています。

リタマリの周りでは、NVCのトレーナーたちも、また、コネクションプラクティスを学び、お互いに友好的な協力関係を保っているとのことです。

「完全につながる」より紹介します。
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 NVCは本書で紹介するよりもはるかに多くのことを提供している。コネクション・プラクティスのコースではその豊富な内容を十分に説明しきれないので、卒業生たちはよくコース終了後にNVCのコースを追求する。一方で、NVCのトレーナーたちもコネクション・プラクティスのコースを受けている。このような友好的な協力関係によってたくさんの人々が優れた
関係性・感情のスキルを身につけている。NVCを使うポジティブな利点をまとめた雑誌記事や論文のリストはCNVCのサイト(www.cnvc.org)にある。
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コネクションプラクティスでは、NVCともうひとつのスキル、コヒーランス方というものをハートマス研究所から許可いただき、そちらを組み合わせて使っています。

共感に、コヒーランスの洞察が加わることでさらに新しい形で人生をよりよい方向に切り開いていくお役に立つと思って推進しています。

トレーニングの中で、私たち認定講師の「ラスール」は、必ず、CNVCとハートマス研究所に感謝を述べます、と教えられています。

コネクションプラクティスを通じてNVCを知った人が、より深くNVCを学ぶことも大歓迎ですし、NVCを学んでいた人が、さらにコネクションプラクティスを学んでコヒーランスのパワーを取り入れていただき、もし役立つと思われるのであれば、人生に取り入れていただけるとうれしく思います。

NVC Japan コミュニティのあり方としては、NVCを学ぶみなさんが、お互いにNVCの意識や意図を世の中に広めていくために役立つ情報を自由に交換する場として使っていただければと思います。

コネクションプラクティス以外でもたとえば、フランソワの共感的コーチングではNVCNLPを組み合わせています。

また、それ以外にも、リストラティブサークルなどNVCの意識をベースにさらに社会的な広がりを持たせていくようなものも、どんどん、この場でつながって紹介していって欲しいと願っています。



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